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30代・40代の未経験転職は本当に無理なのか|37歳で工場を出た僕が数字と実感で答える

もう40だし、今さら未経験なんて無理でしょ…。

求人を見ても、若い人向けばかりな気がする…。

工場しかやってこなかった自分に、
何ができるんだろう。

僕は金属加工の工場で17年働いて、
37歳で辞めました。

いまはWeb制作のフリーランスです。

「その歳から無理でしょ」と言われる側に、
実際になった人間として書きます。

無理ではないです。

ただ、20代と同じ戦い方では厳しい。

この記事では「実際の数字」と
「無理と感じる正体」と「現実的な戦い方」を、
順番に整理していきます。

数字は厚労省の公的統計を自分で開いて
確認しています(2026年8月時点)。

この記事はこんな人におすすめ
  • 「もう歳だから」と転職を諦めかけている方
  • 工場勤務からの転職を考えている30代・40代の方
  • 未経験の仕事に挑戦したいけど一歩が出ない方

目次

「40代の転職は無理」は
数字を見ると半分ウソ

2024年の1年間に、転職で新しい職場に
入った人は全国で約492万人います
(厚生労働省・令和6年雇用動向調査)。

そのうち男性の「転職入職率」を
年齢別に見ると、こうなります。

  • 30〜34歳:10.3%
  • 35〜39歳:7.9%
  • 40〜44歳:6.8%
  • 45〜49歳:6.0%

参照|厚生労働省 令和6年雇用動向調査(2024年・男性)

確かに20代より下がります。

でも40〜44歳の6.8%は、
「15人に1人がその年に転職した」計算です。

「40代の転職はレアケース」のイメージ、
数字で見ると結構崩れませんか。

さらに賃金の話。

40〜44歳で転職した人の45.9%は、
賃金が前の職場より増えています。

減った人は29.0%なので、
増えた人のほうが多いんです。

参照|同調査「転職入職者の賃金変動状況」(2024年・男女計)

ちなみに40〜44歳の男性が前職を辞めた理由は、
「職場の人間関係が好ましくなかった」が16.0%で、
「その他」を除くと最多です。

歳だから諦めて残るんじゃなくて、
みんな理由があって動いているんですよね。

参照|同調査「転職入職者が前職を辞めた理由」(2024年・男性40〜44歳)

思ってたより、普通にいるんだ…。

そうなんだよ。「40代で転職なんて」って空気、
数字は意外と味方してくれるんだよね。

「無理」と感じる正体は
経験を言葉にできないこと

工場で17年働いた僕の実感ですが、
30代・40代に足りないのはスキルより
「自分の経験を説明する言葉」だと思います。

20年近く同じ職場にいると、
自分のスキルが「当たり前」に見えてきます。

外に出て初めて、あれは技能だったと気づく。

工場の仕事は、スキルが「ない」んじゃなくて
「名前がついていない」だけ。

例えば僕の場合、こんな感じでした。

  • 納期から逆算して段取りを組む
  • 不良を出さないためのチェックの習慣
  • 新人に仕事を教えて独り立ちさせる
  • 機械トラブル時の切り分けと対処

これ、業界が変わっても全部使えます。

実際、いまの制作の仕事でも
スケジュール管理と検品の癖は工場仕込みです。

工場で身について、
いまも使っているものを並べます。

  • 整理整頓
  • 時間の管理
  • 合理的に考える癖
  • 座標の考え方

最後の座標は、マシニングが
XYZ座標で位置を決めて削る機械だからです。

Web制作でも、レイアウトやCSSで
同じように位置を数字で決めます。

そのまま役に立つとまでは言いませんが、
感覚は近いのかなと思います。

履歴書に書ける気がしないんだよなぁ…。

「マシニング17年」で終わらせず、
やってた中身をバラして書くのがコツだよ!

37歳で工場を出た僕がやったこと

僕は残業をやめて朝の時間で勉強し、
10ヶ月・約1000時間でWeb制作を身につけて
37歳で工場を出ました。

朝4時から5時に起きて2時間、
夜に1〜2時間、休日は5〜8時間。

家族が寝ている朝の時間は、
誘惑がなくて一番集中できました。

最初は無料の教材で軽く試して、
苦痛じゃなかったのでオンラインスクールへ。

ずっとやっていた残業をやめたときは、
まわりからよく声をかけられました。

実際に言われたのは、こんな言葉です。

  • え、やってかないの?
  • みんなやってるよ
  • それで給料足りるの?
  • そんな早く帰ってなにするの?

責められたというより、
素朴な疑問と心配だったと思います。

残業をするのが当たり前の職場なので、
しないほうが不思議だったんですよね。

それでも毎日聞かれると、
地味にこたえました。

お恥ずかしい話、途中で挫折しかけたことも
普通にあります。

ひとつ正直に書いておくと、
僕の着地は転職ではなく独立でした。

だから転職エージェントの使用感や
面接のテクニックは、僕には書けません。

それでも「工場の外に出る準備の作り方」は、
実際にやった手順で話せます。

1000時間かぁ…長いなぁ。

1日3時間くらいで10ヶ月だよ。
残業の時間を勉強に振り替えた感じ!

30代・40代の現実的な戦い方3つ

37歳で出た側として、
現実的だと思う順に並べます。

1. 辞める前に、在職のまま準備を始める

収入が続いている間は、焦らず選べます。

焦りは判断を狂わせるので、
「辞めてから考える」は最終手段。

僕も辞めたのは、勉強を終えて
初案件をもらった後でした。

お金の面でも、在職のままなら
スクール代や教材代を給料から出せます。

2. 経験がつながる場所を選ぶ

全くのゼロ勝負より、
工場の経験が話せる隣の分野が現実的です。

図面が読める、機械に強い、品質に厳しい。

この辺りは製造業の外でも、
思いのほか話が通じるというのが僕の実感です。

3. スキルを先に作ってから動く

僕が選んだルートはこれです。

未経験の看板のまま挑むか、
小さくてもスキルを持って挑むか。

40代の場合、後者のほうが
話がしやすいのは間違いないと思います。

平日の朝1時間でも、1年で約250時間。

何もしない1年と差をつけるには十分です。

で、結局どれが正解なの?

全部盛りが最強だよ。
在職のまま、経験がつながる分野に向けて
スキルを作っておく!

工場から出ていく人は
実は身近にたくさんいる

僕がいた工場では、同じチームから
農業・アパレル・せどり・営業事務へと人が移っていきました。

製造業から製造業ではなく、
まるごと違う場所です。

1年のあいだに、
6人のチームから4人が辞めました。

出ていき方もバラバラでした。

  • 働きながら就職活動をしていた人
  • 辞めると決めてから動き出した人
  • 退職代行を使って辞めた人

退職代行を使った人まで
同じチームにいたくらいです。

仕組みが気になる人は
退職代行の記事もどうぞ。

そして、みんな楽しそうにしています。

「40代で異業種は無理」と言われても、
僕はこの景色を先に見てしまいました。

統計より、こっちのほうが
実感としては強いかな。

出ていった人が身近にいるかどうかで、
見え方って変わるんだよねぇ。

よくある質問

40代未経験でも正社員になれますか?

統計上、40〜44歳でも男性の15人に1人が1年間に転職しています(厚労省・令和6年雇用動向調査)。可能性はゼロではありません。ただし選考では経験の説明が必要になるので、職務経歴の棚卸しが先です。

資格を取ってから動くべきですか?

資格そのものより「何ができるか」の証明が大事だと考えています。作品や実績で示せる分野なら、資格より先に手を動かすほうが早いです。

何から始めればいいですか?

在職のまま、経験の棚卸しと情報収集からがおすすめです。僕は朝の2時間を勉強に充てるところから始めました。

まとめ
無理ではない、ただし準備した人から出られる

ちょっとだけ、できる気がしてきたかも。

30代・40代の未経験転職は無理なのか、の答え
  • 無理ではない(40代前半でも15人に1人が転職)
  • 賃金が上がった人は40代前半で45.9%
  • 勝負は経験の棚卸しと言語化
  • 在職のまま準備、できればスキルを先に

「もう40だし」と言いながら過ごす1年が、
一番もったいないと思っています。

僕も「無謀だね」と言われながら出た側です。

出てみたら、なんとかなりました。

無謀だけど、無理ではなかったです。

この記事が、迷っている誰かの
「とりあえず調べてみるか」になれば嬉しいです。

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